ATMが不便に!

えー日付はまだ四月四日です。
早起き(じゃなくて徹夜w)して朝ズバみてたら、困ったニュースが
外は晴れているのに、まさに晴天の霹靂です。
今日の分の日記書いてしまったので、明日の分に書いちゃおうっとw



ATMでの現金振り込み、10万円までに制限・金融庁
 金融庁は2007年1月にも金融機関での振り込みについて、本人確認手続きを義務づける下限を現行の「200万円超」から「10万円超」に引き下げる。ATMでキャッシュカードなどを使わずに現金を振り込む場合は、本人確認ができないため、10万円を超える取引は受け付けない。テロ組織への資金流出などを防ぐ狙いだが、金融機関が手数料の引き下げなど顧客サービスの改善を迫られる可能性も出てきた。

 ATMに比べて銀行窓口での振込手数料は高い。窓口が一段と混雑する恐れもあり、利用者の反発が予想される。

↑nikkei.net(http://www.nikkei.co.jp/news/main/20060404AT2C2901103042006.html)


日経新聞の一面記事にはさらに続きがあり、例えば、三菱東京UFJ銀行だと、窓口で840円もの手数料がかかり、さらに身分証の確認などで待ち時間が増えると指摘している。なお、この件に関して、金融庁パブリックコメントを募ると記載されている。


(C) 2006 Nihon Keizai Shimbun, Inc. All rights reserved.(太字部)


「利用者の反発が予想される。」って当たり前じゃないですか!

例えば、こんな切り口で批判できますよっと。


理由1:ネットオークションやオンラインショップでの利用が増加する中、時代に逆行している。


例えば、オークションにおいて大切なことは、クレジットカード・郵便貯金・振り込みと、多数の決済方法を持っている事が、好条件で落札される重要な条件なのです。つまり、出品物の価格や状態が良くても、支払い方法によって入札をあきらめてしまうユーザーが多いとも言えます。特に、忙しい社会人にとって、土・日に銀行が休みであることはあまりにも痛すぎます。オークションで、10万円を超える取引がやりづらくなることは簡単に予想できます。


理由2:オンラインバンキングに規制をかけないのはおかしい。いくらでも逃げ道があるので資金流出対策にはならない。


これはそのままです。いくらでも逃げ道がある笊法と言わざるを得ません。


理由3:クレジットカードやオンラインバンキングに抵抗感がある人が意外と多い。


10万円までしか振り込めないとなると、オークションなどの支払を手っ取り早く済ませるには、クレジットカードやオンラインバンキングを使うしかないのです。しかし、オンラインバンキングはネット回線一本で取引することに不安を持つ人がまだ多いというのが現状ではないでしょうか。ネットバンクは実際に店舗を持たないからなおさらです。また、クレジットカードを使うことは、借金する事だと捉えている人が多いのです。(事実そうだけど)だから、借金はしない主義の人、お金の管理に自信が無いから敢えて加入しないという人が私の周りにもかなりいます。皆さんの周りにもきっといるはずです。彼らは、泣く泣く窓口で振り込むしかないのでしょうか。


理由4:お年寄りはどうする?デジタルディバイドという時代の問題に逆行する。


この法が制定されたら、高額振り込みには窓口にいくか、携帯やネットで振り込むくらいしか道はありません。PC操作の苦手な高年齢者層にとっては、とても厳しい事です。窓口にいくとしても、混み合う場所で、体や足の悪いお年寄りを長時間待たせるのは酷じゃありませんか。よって、ただ窓口の手数料を下げればいいという問題ではありません


唯一プラスの面を考えるとしたら、振り込め詐欺の抑止には多少貢献すると思います。なぜなら、窓口で振り込むとき、銀行員の機転で詐欺防止になった例が今までもいくつかあったからです。


この法が通ったら、「99999円振り込んでくれ!」という振り込め詐欺や、オークションも99999円以上誰も入札したがらないかもしれません。と、いうのはブラックジョークでしょうか?w


ユーザーはもちろん、小売店、銀行(手数料で儲けられるが、銀行員の仕事は間違いなく増えるので、ありがたがらない銀行員はいるはず。)そして、コンビニもATM目当てで来る人が減る事により、しわ寄せが来ると思われます。以前話題となったPSE法みたいに、いったい誰のために作られた法なのかさっぱり解りませんね。これは。


どうみても悪法です。本当にあり(ry
じゃなくて、パブリックコメントで文句の1つや2つでも言ってやりましょう ヽ(`Д´)/