ゲームと犯罪


おはようございます。
まだ更新がたまっているよかーん・・・
まぁ気長にがんばりますよ。


バーチャルの弊害を研究 警察庁
2006年04月11日07時01分


 アニメやゲーム、インターネット上にあふれる性暴力などの有害情報が凶悪犯罪を巻き起こしたり、子供らに悪影響を及ぼしたりしているとして、警察庁は10日、仮想現実(バーチャル)社会の弊害や問題点を検討する研究会を設置した。法律や教育の専門家、精神科医らが議論を重ね、夏ごろまでに論点を整理し、問題提起する。

http://www.asahi.com/national/update/0411/TKY200604110079.html

copyright 2006 The Asahi Shinbun Company(太字部分)


スラッシュドット・ジャパンも見てみるといいかも。
http://slashdot.jp/article.pl?sid=06/04/11/0824237&from=rss)


 ゲームと犯罪ですねぇ・・・
昔から言われていたことですが。
昔は「ゲームと犯罪は関係ない。」と躍起になって否定したものです。


話は変わりまして・・・
数日前、徹夜して友人と朝食を食べていたときに出たお話なのです。
その友人の知り合い(なんか遠いなぁ)が言っていたそうです。
とても面白い分析なので掲載させていただきます。


 それは、ファミコン時代のゲームなどは、店と線の「もろにゲーム」していたものだったので、ファミコン世代のゲームで遊んでいた子供たちはゲームと現実が混同するということは少なかったのではないでしょうか。
しかし、最近のゲームは特に映像の進化により、リアリティが生まれました。
最近のゲームしかやっていない子供たちは、現実とゲームの区別が明確に出来ず、時には犯罪の原因となってしまうのではないでしょうか。


 これはとても面白い分析であり、説得力もあると思います。
ところで、私たちは典型的なファミコン世代ですが私たちの年代がゲームが原因で犯罪を起こしたなどと言われたことは少なかったと思います。
ボンバーマンを見習って(あのイカみたいな謎の生物を倒す感じで?w)爆弾テロを行うなんて考える人は誰もいなかったはずですから。
せいぜい、私たちがゲームの内容を現実に持ち出すといえば、ドラクエが流行った時、ノートに主人公のステータスやモンスターなどを書いて、「ノートでやる、ドラクエごっこ」をやった記憶があります。
また、ストⅡが流行りだした頃波動拳を出すポーズをとったりしたくらいでしょう。
(ちなみに、波動など出るわけがないので、当然波動拳とは名ばかりの、張り手になるでしょう。ついでにいうと昇龍拳は単なるアッパーでありそらは飛ばないものが多いです。まぁ、私としては竜巻旋風脚をやれるものならやってみて欲しいところではありますw)


 反面、ファミコン世代よりももっと後の子供たちが飛行機を乗り回し「フライトシュミレータ」を実際にやってみたかったと言った供述をしていたこともありました。

 
 つまり、ゲームが犯罪と結びついてしまう原因のひとつに、グラフィックが高度化した、ゲーム自体の変化ともいえます。また、ゲームらしさから、リアリティへと、ゲームに求められるものの変化ともいえるのです。
いやむしろ、裏を返せば、社会ではリアルと現実を混同する程、ゲームの表現能力は高く、娯楽としても楽しめるものだという認識が浸透してきたからこそ、言われていることなのかもしれません。


 まぁ、現在の私の考えは
ゲームの中で泣いたり笑ったりしている以上、人間に何かしら影響があるとは思います。ただし、それはマイナス面だけではないと思います。
実際、精神科医香山リカさんの報告によるとゲームをする人間は社交性が高いといった報告もちゃんとあるとのことです。
もともとゲームは悪いものという先入観は捨て、出来るだけ客観的な研究とやらをして欲しいものです。


参考:

ゲームの話をしよう (ファミ通Books)

ゲームの話をしよう (ファミ通Books)