保険の落とし穴

こんにちはございます。
みなさん、健康には気を使ってますか?
わ、私は体にガタが来たらしく、耳鼻科と歯科と眼科のお世話になってます(ぇ
というわけで今日はこんなお話。


 「あんた、自分のためだけじゃなく、人のために生きていると考えるようになってきたら、そろそろ保険にでも入ったら?」と、私はかつて言われたことがあります。いい言葉ですね。保険会社のCMみたいです。そういえば、最近、お茶の間に流れるCMは、保険関係のものがとても多くなってきました。健康にも保険にも気を配るというのが時代のトレンドのようですが、ちょっとした落とし穴を見逃していないでしょうか。


 よく保険のCMでは、入院したり(医療保険など)、一定年数無事故だったりすると(生存保険・個人年金など)お金がもらえますという説明が多いことでしょう。ですが、そこでの貰える金額というのは、(基本的には)現在契約するものです。実際入院などをして、保険を払われるときの一万円は、現在の一万円程の価値が無いかもしれません。もっと平たく言えば、インフレになったら大変じゃないですかと言いたいのです。


 正直、これからインフレにならない保障などどこにもありません。不安要素としてまず挙がるのが、中東の状況や原油の価格が不安定であることです。(そういえば、またガソリン値上げしてるーOrz)言わずもがな、原油は燃料としてだけでなく、多くの石油製品の源なのです。その価格が上がれば物価が上がるのは必至でしょう。他にも、日本の経済が回復しつつある現在、もし、これからアメリカの経済が落ち込むとなると、これから円高になる可能性が無いとは言い切れません。そうすれば、輸入品の高騰により、インフレになる可能性もあるのです。さらに、国の借金がもはやお札を大量にするしかないくらい多額になっていることも気にかかります。


 一方、国民年金はインフレをそれほど恐れる必要がありません。なぜなら、国民年金物価上昇率を考慮して給付されるからです。しかし、国民年金の支払いが厳しくなると、消費税UPなどで国民にしわ寄せがくることは火を見るより明らかであるのですが・・・ですが、社会保険庁が不祥事続きでも、やっぱり国民年金は必要だと思います。

 
 また、掛け捨てで無いことをウリにしている保険は、実は掛け捨てよりも高くなっている保険料を満額まで納めた金額と、(掛け捨てとちがって)もらえる金額を比較すると割に合わないこともあるかもしれません。また、解約したいときの返戻金が無い、もしくはあっても少額だったり、一定期間保険料を納めないと保証額通りに保証を得られないことも有ります。この辺りにも注意すべきでしょう。


 と、いうわけで、冒頭のような助言を受けても、どうも私は素直に保険に入れないのです。もちろん、保険だけでなく、金融関連でもリスクはつきまといます。株は言うまでも無く、投信しかり、定期預金しかり、個人向け国債しかりです。総じて、そういった商品の紹介は、リターンばかり強調されて、リスクに関しての説明は疎かなものでしょう。少し考えればリターンの裏に隠れたリスクは容易に想像がつくものだと思います。
 

ですが!私は貯金というものができない人間なのです。
保険で身を守ったり、資産運用しないと自分で(大抵はくだらないことに?)使い切ってしまってもっと危険というリスクが!(ぁ
私のような人は、保険に入らないリスクもきちんと考える必要がありますねw
もっとも今の私には、貯金するほどのお金はありませんが。