FFとDQ、どっちが好き?

 国民的RPGといえる、FFことファイナルファンタジーと、DQことドラゴンクエストですが、皆さんも、きっとどちらが好きかと話し合ったことがあると思います。私はそういった話しが好きなので、ちょっとここで書いてみようとおもいます。


 ここで重要な事は、二つのゲームは違うモノだということです。
 
 
 プレイヤーのスタンスに関しては、FFはドラマが好きという人が多いように、まるであたかもドラマを見ているような視点、すなわち上から見下ろす様な視点でプレイヤーはプレイします。対してドラクエは主人公は絶対話しません。これは、主人公(勇者)はプレイヤーの分身というスタンスを貫いているからだと思います。なぜなら、主人公がプレイヤーと考えている事と違うことを次々と口走ってしまったら、プレイヤーと主人公と一体化など図れないからでしょう。人々考えることはそれこそ十人十色なので、主人公にセリフなど付けられるはずもありません。これは、登場人物の一人という目線と言えるでしょう。


 ストーリーは、FFは作品毎にテーマや世界観が違います。ですが、DQは基本的に勇者がいて魔王がいてそれを倒すという根本は変わらないように思います。言い換えるなら正義の桃太郎、悪の鬼といった設定は一定しているように見えます。だからといって、「DQは単純だ」という批判はいかがなものでしょう。なぜなら、FFは世界観や話が気に入れば最高ですが、気に入らないと、萎えてしまいがちです。一方、DQは「昔の友人に最近会ったけど変わっていなかった」といった、いつもと変わらない楽しさがあるともいえます。


 戦闘については、FFはATBアクティブタイムバトル)が有るため、リアリティある、スリリングな戦いが出来ます。一方、DQはターン制な為、双六やオセロ、将棋のように、お互い1ターンに1回という(一部例外ありますねw)分かりやすい、ゲームっぽい戦い方が出来るのがウリです。


 要するに、映画やドラマに近く、とことんリアリティを追求しているFFと、昔から変わらないゲームっぽい楽しさを維持しているDQという違いがあると思います。
RPGを総合エンターテイメントとして捉えるか、やっぱりゲームだと捉えるかの違いによって好みが分かれると思います。

 たまにこういった話をすると、「私はDQ完全否定派」とかいう人がいます。しかし、こうした話でDQとFFを同列に並べている時点で、その両方認めているしていることになります。なぜなら、FFとDQは比べますし、FFとテイルズも比べるでしょうし、FFとバイオ(ハザード)も比べますし、ウイイレウイニングイレブン)も比べるでしょう。でも、高橋名人の冒険島やミスターカラテやスペランカーとは比べません。(渋いの持ってきたなぁ)
 
 
FFとDQの共通点は
・国民的RPGであること。(テイルズと比べた理由です)
・何作品も続いていて、毎回大ヒットで支持され続けていること。(バイオやウイイレと比べた理由です)
・同じ会社から発売されていること。


因みに、私はゲームっぽいのものが好きなのでDQのほうが好きですが、面白ければDQだろうとFFだろうとやります。多分、「どっちも好き」っていう人が一番多いのではないかと思います。そのような人が一番ゲーム楽しんでいそうですし。


あなたは、どちらが好きですか?