「目を逸らす」ということ


やっと八月分の日記を書き始めることができました。
更新遅っ!
そしてスーパに売っているレタスときゅうり小さかったー!たかっ!でも売れてるー!
サラダバーをやっているビックボーイやヴォルクスは泣きそうなんだろうなぁと思いました。


さて今日はこんなお話


中国と台湾が統一したら何故日本は終わる(経済的に?政治的に?)のですか?


TBアドレス:http://q.hatena.ne.jp/1153938138


なんてものに答えてみようかと思います。
本当は回答したかったんですけどすでに締め切られてしまったのでブログのネタにしようっていう
実は都合のいい話だったりします。


よくある回答のパターンはシーレンの話と、経済・農業の面で協力されると、日本が競争に勝てなくなるというものが多いようです。


それは、いえてますね。では、私はもう少し違った視点での回答を。それはお得意(?)の歴史認識問題です。質問文に政治的・経済的とありますが、もう歴史認識問題は完全に政治問題になっているのでまぁ、許してください。


私は、中国の歴史教科書を何冊か読んでいます。多くの方は、日本のことが悪く書かれていると思いがちですが、じつは国民党のことのほうが悪く書かれているのではないのかと、私は読んだとき感じました。なんといっても政敵ですから。実際に中国で教育を受けている人の話によると、「中国の教科書には、客観性が足りないと思う。個人的には国民党の成り立ちや蒋介石の生い立ちとかもっと良いように書いて欲しかった」と話していました。
 
 
台湾は、いわずと知れた、国共内戦で敗れた蒋介石が渡った国です。教科書でも国民党こそが台湾の正統な政党である(ギャグになってしまったw)といった内容が記述されています。つまり、歴史において中国は台湾と揉めているのです。
 
 
中国が歴史で他に争っている国といえば、台湾のほかには、やはり日本でしょう。言い方を替えれば、いままで台湾との揉め事があることによって、日本の靖国問題歴史認識問題はある程度目を逸らされてきたのです。(それでも中国・韓国の批判は厳しいものがありますが。)そこで、もし中国が台湾と歴史のわだかまりを解決して、と仲良しこよしになったらどうでしょう。もはや、日本の歴史認識問題について、目を逸らすものはありませんし、お互い手を組んで靖国問題歴史認識問題でさらに厳しい批判がよさられる事は容易に想像がつくと思います。
 
 
同じような例に竹島問題があります。このお話、七月アタマを境にめっきり聞かなくなってしまいました。なぜなら、北朝鮮がミサイル発射したことにより、そちらに日本だけでなく韓国も意識が集中してしまったのです。だから、もし韓国と北朝鮮が仲良しになったら、こぞろって竹島問題をとりあげ、より批判がヒートアップすることでしょう。
 
 
ちょっと話は飛びますが。そういえばー。
ニュースを見ていると、今まで見向きもしなかったことなのに、問題になるとしつこいくらい連日取り上げられる事柄ってありますね。一年前くらいのものからあさってみると。


ホリエモンによるTOB(株式公開買い付け)やM&A(企業買収)という手法。
牛肉に危険部位混入があったことによる、食の安全性。
姉歯氏らによる耐震偽装により、住宅の安全性。
村上氏逮捕による証券法改正。インサイダー取引
シンドラーエレベータ社による、エレベータの安全性。
北朝鮮のミサイル発射による、国連安保理と拒否権。
そして、小学生死亡したことによる、プールの安全性。


何かひとつ話題になると、他のものは過去の遺物に少しずつなっていくような気がします。そう、、新しい事が話題になったため、「目が逸らされた」わけです。いわゆる、のど元過ぎればなんとやらというやつです。そして、忘れた頃にもう一度同じ過ちを繰り返しかねないのが人間です。時に、マスコミや政府は意図的に意識を別な方向に傾けさせ、「意図的に目を逸らさせる」こともありますので要注意です。


時には、現在、洪水のように流れている情報を遮断してみたり、目を逸らしてしまった過去のことを振り返ってみると何か見えてくるかもしれませんね。