バラエティに富まない「バラエティ番組」が報道を汚す


ぷち更新延滞中のねこまんまです。
理由は秩父のほうに旅行行っていたりいろいろですね。


さて今日はこんなお話。
母親が夕食の支度しているときにTVを見ていました。この時間の番組は大抵つまらなくて見ない私ですが、夕食を待つついでに見ていました。テ○ビ朝日の一万円一ヶ月生活とかやっていた、「あの」番組です。


すると、どうでしょう。
なんでも、スイーツやら駅弁やらのランキングにのっとって、芸能人が食べつくす番組のようです。それは、スイーツ30食とかでてくれば、後半は嫌になるものです。当然、品がでてくれば出てくるほど運んでくる店員に対して嫌そうな態度を取っていました。また、芸能人二人組でチャレンジしていたので、「もう食べられない!」「それでも食べるんだ!」と口論していました。そして、そんな姿を見てスタジオから笑い声が聞こえていました


どこがおもしろいんですか???


食べ物を残さないで食べようとすることは多少評価するとしましょう。しかし、それでも料理を作った人の気持ち、原料を作った人の気持ち、それを運ぶ人の気持ちを踏みにじって何が楽しいのでしょう?


「現代は飽食の時代だから」などとありふれた批判をする気は私にはありません。それよりも、このTV局もニュースやドキュメンタリー番組ではまるで裏を返したように「食育」の大切さを訴えているのです。これまた素敵な二枚舌だと思います。他にも「報道の正義」などという番組や「企業倫理」の大切さモラルの崩壊を嘆くような番組とこのひどい番組を比較しても二枚舌といえるでしょう。


私が小さい頃、親は食べ物を残すと厳しく叱り、何時間もかかって食べさせられました。おかげで、私は好き嫌いが少ない人間に育ちました。(だから太っちゃうのかー!?)今思えば親から受けた一番の躾だと思っています。だから、こんなものを見て喜ぶ親は矛盾していると思います。珍しく親を叱りつけました。


他にもT○Sのある番組では大盛りがウリだが、残すと罰金が科せられるお店を取材していました。そこで南○キャンディーズのし○ちゃんという人物(そもそもこの部分を伏字にするべきではないのですが、皮肉の意味も込めて判りやすい伏字にしました。)が、食べ物を残して「金はあるから、払えばいいんでしょ?」と逆ギレしている場面を目にしました。他にも、世界一大きなカツ丼とかを作らせる番組もありますが、あれ本当にすべて食べているのでしょうか?作らせたところを写すのでしたら、完食したところも写すのが筋だと思いますが。


食べ物を粗末にする番組など、けしからんものです。これらを公共の電波をつかってタレ流すTV局の経営者とプロデューサーはA級戦犯モノです。となると、B級戦犯は店のPRになるから、ギャラが入るからといってこのような企画を引き受ける店側とタレント、それに対してお金を出すスポンサーといったところでしょうか。


食べ物を平気で粗末にする事は「バラエティ番組」ではもはや「お約束」です。しかし、他にもバラエティ番組は私から見て奇異な「お約束」が他にも色々あります。「幻の○○を追え!」といった企画では、数日テントで寝泊りして睡眠時間を削って、その対象を一目でいいから見ようという企画です。でも、なぜこの企画では決まって最終日にその対象が見つかるのでしょう。いくら対象が幻といわれる存在でも、初日で見つかることはあるはずです。おそらく、大部分はやらせでしょう。


また、何かゲームをやらせて、負けた人は罰ゲームをやらせるというのもお約束なパターンです。勝者は、敗者の罰ゲームをやる惨めな姿を楽しむのが「勝利の美酒」といったところでしょうか。「人の不幸は蜜の味」というのはTVにおいてもっともそれが顕著に現れるようです。私の周りでも、ゲームなどで負けたら罰ゲームというのが当たり前になっている風潮があります。人の不幸を喜ぶ、罰ゲームがないとガチンコができないのでしょうか。もういちど考える必要があると思います。夕食やジュースを賭けるくらいならいいですが。(夕食を賭けたいたスト対決を何度かしたことあったけど、熱かったなぁw)


「大切なものは、目に見えないんだよ」「大人は数字ばかり気にする」という星の王子さまの言葉をここで取り上げて以来、かなり座右の銘になりつつある私です。今回は、気にする数字は視聴率に他なりません。目に見えない大切なものとは、報道の信憑性や権威、はたまた正義といったものが失われ、偽善さが視聴者の目に映るということでしょう。そういえば、テ○ビ朝日といえば、私の好きな「題名の無い音楽界21」を放送している局ですし、T○Sは「朝ズバッ」をやっている局です。私はこの番組の、みのもんたさんがおかしいものに対して歯に衣着せずに厳しく批判するところが気に入っているのです。しかし、くだらないバラエティ番組のせいでその歯切れが悪くなってしまうことは大変残念です。みのさんも是非T○Sのくだらない番組に対してもズバッと言って欲しいものです。(さすがに無理でしょうが。)


もちろん、ゴールデンタイムのバラエティ番組でも「伊藤家の食卓」や「世界一受けたい授業」など優れた番組もあるのです。


ところで「ねこまんまは報道批判が多いよ!」と思う人もいらっしゃるかもしれません。前にも何度か述べましたが、きちんとした批判精神を持つということは、賢く生きる・よく生きるということにおいて、とても大切な部分を占めると思います。報道は、やはり多くの人に影響を与え、時に操ってしまうもので、自分らしい生き方を曇らせてしまう一面も多くあります。だから、一番批判の対象になりやすいものといえるのではないでしょうか。


いままでにない、本当にバラエティに富んだ番組とは何でしょう?
プロデューサーになったつもりでコメントщ(゚▽゚щ)かもーん


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